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ともくーーんのセーブデータ

とあるご主人様の記録の書。Notionで作成してます。 https://tomo-notion-blog.pages.dev/

神曲の解説を読む

おはようございます。5月5日、火曜日の記録です。

昨日は、以前から気になっていたダンテの『神曲(しんきょく)』の解説本を一日中読んでいました。

手に取ったのは、平川祐弘(ひらかわ すけひろ)さんの著書。長年この作品を研究されている方の、魂がこもった一冊です。大学の図書館で借りたのですが、なんと700ページを超える大作。読み終えるのに8時間以上かかりましたが、それだけの価値がある濃密な時間でした。

神曲(しんきょく):14世紀イタリアの詩人ダンテが書いた、地獄・煉獄・天国を旅する長い詩のこと。西洋文学の最高傑作のひとつと言われています。

🌍 古典が「今」も読み継がれる理由

この本が面白かったのは、単なる解説にとどまらない点です。

日本の古典文学と比較したり、当時のイタリアの他の作品と並べてみたり。多角的な視点で語られるエピソードは、どれも新鮮でした。

特に印象的だったのは、「人間の本質的な行動は昔から変わらない」という著者の言葉です。数百年前に書かれた物語なのに、現代の私たちが読んでも共感できる部分がある。古典がなぜ時代を超えて残るのか、その理由が少し分かった気がします。

比較文学:異なる国や地域の文学を比べ合わせることで、それぞれの特徴や共通点を探る研究のことです。

🧭 自分の中に「新しい軸」を作る

西洋のキリスト教的な死生観(死に対する考え方)に触れることで、自分の中の価値観がひとつ、前に進んだ感覚があります。自分の考えに「芯」が通るような、そんな心地よさです。

今回は地獄編を中心に読みましたが、この深みのある考察を他の古典でも味わってみたくなりました。ゲーテや、日本の『源氏物語』……。歴史の中で磨かれてきた言葉たちに、これからもじっくりと触れていきたい。


一冊の本を読み終えた後の、少し視界が開けるような感覚。これだから読書はやめられません。

皆さんは、時間を忘れて没頭してしまうような「推しの一冊」はありますか?

ほなまた!