文体の優しさが印象的
Hitomiさんは直接お話したことはないのですがライブを見たり映像でみたり、屋台イベントの受け渡しでお会いしたことがあります。見かけるたびにエネルギッシュな人で見習いたい点が多いです。そのひとみさんが2017年に発売したこの本を読みました。
読む前の印象は、メイドが面接前に見るバイブル的な本という印象でした。
読んでみると、ひとみさんの来歴とともに、あっとほぉーむカフェ1号店の黎明期から萌えの概念が作られていく歴史が書かれていました。
メイドたちの世界観やあっとほぉーむカフェのメニューなど、今のあっとの世界観を形作っているのは間違いなくひとみさんの功績であることがよくわかります。
メイドカフェブームになっていた時代はヲタクがゲームやアニメの話などを行う場所というイメージがあり、ハードルが高かった記憶があります。そして私があっとほーむカフェにご帰宅を始める2023年は、お嬢様が可愛い女の子に合う場所というイメージがありました。
そのようにイメージが変えるように苦労していたことも本書に書かれています。
最も印象に残った言葉は2点。
一つは「私がミッキーマウスになる」という言葉。あっとホームカフェは一種のディズニーランドみたいなエンタメ空間を目指していることがわかりましたし、しっくりする言葉だなぁと思います。
私はディズニーランドではなく、ピーターパンのネバーランドみたいだと思っていました。老若男女のみんなが童心に帰って楽しめる空間。チェキや愛込めも実生活でやるにはちょっと恥ずかしいけど、この空間だと恥ずかしくない空気感。だから、メイドが卒業するときはネバーランドから卒業して大人(社会人)になるのねーと引き留めるより応援する気持ちが強いんですよね。
もうひとつは「秋葉原を大事にしていきたい」旨のコメントでした。
2017年時点ですが、他県への展開よりも秋葉原を重視していたことが書かれており、この時点では大阪や名古屋展開は構想になかったと感じ取りました。3年後の2020年に大阪店舗が開業するのですが、この3年間どのような心境があったのか、いつか聴いてみたいですね。(すでに何かのメディアに書かれているのかもしれませんが)
本日のご帰宅
ほなまた!