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Site icon image ともくーーんのセーブデータ

とあるご主人様の記録の書。Notionで作成してます。 https://tomo-notion-blog.pages.dev/

📸 ポートレートの焦点距離について

モデルに会った焦点距離を探せ

先日のコスプレサミットで投稿された写真を見ると色んな学びがあります。構図、ライティングやレタッチ、ポージングなどなど、学びの宝庫です。

私も良い写真を撮るためにYoutubeで作例を見ていたところ、モデルごとに合う焦点距離があるという言葉を見つけました。焦点距離とF値のポートレートにおける言語化が必要だと思っており、軽くまとめてみました。

35mm

一般的な使い方
35mmは学校で例えると、休み時間の教室で、集中はしていないが眼の前の色んな情報からそれなりの密度を持った情報を集めている視覚です。目の前にある様々な情報を集め、景色全体を写し取ることに長けています。被写体に強くフォーカスするのではなく、その場の空気感や広がりを表現したい時に適しています。広い背景を活かした構図が得意で、パンフォーカス(全体にピントを合わせる撮影手法)もきれいに決まります。また、端がやや歪む特性も、使い方次第で面白い効果を生み出します。

参考:コハラタケルさんより
『35mmだけの場合は情報整理された写真を積極的かつきちんと残しておかないといけない』

「家族写真って意外と写り込んだ部分が後で振り返ると妙に懐かしかったりするから35mmって絶妙な画角やと思う」

ポートレートでの使い方
ポートレート撮影では、モデルさんにかなり近づいて撮影することで、被写体の存在感を際立たせます。親しみやすさやフレンドリーな雰囲気を表現するのに最適なレンズです。

  • 相性の良いモデルさん: 「彼女感」を出せる人、あざとい表情や小悪魔的な顔が得意な人、丸顔の人
  • 近づいて撮る: 被写体との距離が近いため、ポージングに慣れているモデルさんとの撮影がおすすめです。F値を低く設定することで、背景をぼかしつつも被写体をしっかり浮き上がらせることができます。

50mm

一般的な使い方
50mmは学校で言えば授業が始まって板書と先生を集中モードで見る視覚です。特定の被写体だけでなく、その周囲の状況も含めて自然な印象で写し取ることが得意。特にボケ味を活かしやすく、日常のスナップ撮影から作品撮りまで安定した画が撮れる、幅広く使える万能レンズです。

ポートレートでの使い方
35mmと85mmの中間に位置する50mmは、被写体と背景のバランスが取りやすいのが特徴です。背景を適度にぼかしつつも、その場の雰囲気も伝えたい場合に活躍します。

  • 相性の良いモデルさん: 明るく元気な雰囲気のモデルさん
  • 見守りたい距離感: 親しみやすさよりも、少し距離を置いて被写体の魅力を引き出すのに適しています。ポージングに慣れていないモデルさんでも、自然な表情を捉えやすいでしょう。
  • インパクトのバランス:風景の情緒を活かしながら被写体の雰囲気を1対1(大きさではなく情報の密度)で活かすようにするとよい写真になります。被写体のインパクトを出すのは簡単ですが、背景を同じインパクトにするのが難しい場面が多いです。その場合は引きで撮るなど、被写体のインパクトを下げる技法を使うことがおすすめです。


85mm

一般的な使い方
85mmは学校で例えると、教科書も筆箱も出さず、授業そっちのけで好きな人の顔を見ているイメージです。つまり被写体に強く夢中になる画角です。背景は被写体を引き出すための飾りにすぎません。被写体が弱いと画も弱くなるため、以下に被写体を魅力的に撮るかに意識を向けるのがポイント。

ポートレートでの使い方
被写体から少し距離を取ることで、非現実的でシリアスな雰囲気のポートレートを撮るのに向いています。写真の範囲が狭く、背景を大きくぼかしやすいため、モデルさんの表情や存在感を際立たせることができます。

  • 相性の良いモデルさん: クール、儚げ、シリアスな表情が得意な人、モデルや熟練したコスプレイヤー、丸顔より若干面長の人、骨格が出て余分な肉がないモデル顔、ハーフや外国人はかなり相性が良い
  • 圧縮効果:遠くのものをぐっと引き寄せる「圧縮効果」が特徴です。例えば、桜並木をトンネルのように見せたり、遠くの山を近くにあるように写したりすることができます。
  • 注意点: 被写体との距離が離れるため、カメラマンの指示を正確に伝えられるように、事前にコミュニケーションをとっておくことが大切です。

F値の明るさについて

F値は、背景のぼけ具合や写真の明るさを決める重要な要素です。

  • F1.2: 背景を大きくぼかしたい時や、光量が少ない場所でシャッタースピードを稼ぎたい時に有効です。
  • F2.8: 多くのシーンで十分な明るさとボケが得られる、汎用性の高いF値です。
  • F4以上: パンフォーカスで全体にピントを合わせたい時や、複数の人物を撮影する際に便利です。また、ストロボの光を弱く抑え、リサイクルタイムを短縮したい場合にも有効です。
屋外撮影会での注意点

屋外で撮影する際は、光の調整が特に重要になります。背景が明るすぎる場合は**NDフィルター(ND16以上)**を使って光量を抑えるのがおすすめです。また、芝生がレフ板のように光を反射して、モデルさんの顔に緑色が被ってしまうことがあります。これを防ぐために、レフ板を使ったり、日陰で撮影したりするなどの工夫をしましょう。

レンズの特性を理解して使いこなすことで、モデルさんの魅力をさらに引き出すことができます。ぜひ、様々なレンズで表現の幅を広げてみてくださいね。

本日のご帰宅

卒業おめでとうございます!

次回も楽しみにしてますね!

ローゼンメイデンとかロリ系のキャラコスプレしたら無双できると思うw

ほなまた!