サブスタンス感想(ネタバレあり)
今回見た映画はサブスタンス。人気の絶頂だった女優エリザベスが年端の波に晒され、自身の看板番組も降板となってしまった。失意のうちに交通事故をを起こしてしまったエリザベスはそこで怪しい医者から一本のUSBが渡される。
自分の細胞を分裂させて新しい自分と1週間ごとに交代するというストーリー。そのうち新しい自分が7日以上を過ごすようになり…
映像の見せ方やSEがとても印象的。醜悪な場面とセクシーな場面の対比が鮮烈的です。薬の連絡はライアーゲームの手紙が来たような見せ方も良し。汚い雑居ビルの奥にGANTZやマトリックスのような無菌の白い部屋。
話の展開も面白かった。エリザベスから分身体のスーになる。歪みは割と早く訪れて本人通しのいがみ合いに発展していく。その2人に決着がついて、生き残った側の終焉が見えた時点で終わりかなーと思ったらもうひと展開と。
ただ、残りの30分はB級映画すぎましたね。母体側がやたら素早く動いたり殴られた人がぶっ飛びすぎだったり、その姿でよくステージ通したな??血が出過ぎやな??
ルッキズム全盛の現代風刺にも受け取れる場面がそこそこあり、考えるところもありました。今日が1番若い日ですよ。
全編とおして気持ち悪かったりグロい表現が多いので、そこら辺に耐性ある人はおすすめします。
ほなまた!