強力な敵がいるからこそ主人公が輝く
「敵役が主人公と同等以上に魅力的な作品は傑作になる」理論。これは色んな映画やゲーム、小説を読んできて自然と身についた価値観です。
最初にこの鉄則を見出したのがダークナイトのジョーカーです。クリストファーノーランによるバットマン三部作の2作目。ヒースレジャーが俳優生命を文字通り燃やし、アカデミー助演男優賞に輝いたジョーカーは、主人公であるバットマンを喰う存在感で私は衝撃を受けました。
次にこの鉄則を感じたのがFinalFantasy14というネットゲームのエメトセルクというヴィランです。シリーズ初期から主人公たちと対立してきたアシエンという集団、その幹部的な人物の一人がエメトセルクです。
登場時から悪役らしい尊大な態度で登場した彼ですが、ストーリーが進むと彼はアシエンの人々を救う使命を背負っていることがわかり、思わず共感してしまうような悲壮なバックグラウンドを持っていました。
この鉄則が間違いないものと感じたのが漫画の鬼滅の刃です。
十二鬼月として人を食い殺す恐ろしい鬼たち。この漫画ではそれぞれなぜ鬼になったかの背景を描いています。それも大抵鬼の首を取ったタイミングで。作者に人の心はないんか。
この鉄則をもとに思い起こすと、昔好きだったゲームやアニメ、漫画も思い当たる節がある。
数十巻に渡るような大作漫画も好きな時期とそうでない時期がありますが、倒すべき敵が魅力的なシリーズはワクワクが止まりません。ドラゴンボールのフリーザとかセルとかね。
自分が好きと思える作品を探すために
本日のご帰宅
優しいオタク。
厳しいオタク。
危険なオタク。
ほなまた!