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Site icon image ともくーーんのセーブデータ

とあるご主人様の記録の書。Notionで作成してます。 https://tomo-notion-blog.pages.dev/

撮影会で意識していること

  1. 一眼レフ解禁

撮影会に参加するのであればもっと可愛い写真が撮りたい!それが私のモチベーションでした。

あっとほぉーむカフェの撮影会ではカメラをレンタルできます。良いカメラを貸し出してくれます。

でも、操作がわからずオート撮影が基本のためか、ブレた写真や中途半端な構図になることが私は多かったのです。

2025年は撮影会にもっと力をいれよう、そう考えた私は一眼レフカメラ導入に至りました。

沢山触って操作を覚えて、自分の好きな構図で推しを撮りたい。

そんな私が選んだカメラが、ちょうど発表されて予約が開始されていたニコンのZ50Ⅱです。

このカメラの凄さは、コストパフォーマンスの高さです。

カメラの値段を見たことがない人はそもそも目が飛び出る値段かもしれません。

ただ、このエントリー機の値段で3倍以上の値段がする上位モデルのセンサーや機能がついているカメラは他にないと思います。

また、ニコンを選んだ理由は「レンズがめちゃくちゃいい」点です。最上級のレンズじゃなくてもスマホカメラとは一線を画す描写力と表現力があります。本体のカメラとは他メーカーのレンズをつけるには制約があるため、やはりニコンしかないな、と思いました。

2.連写封印

カメラをレンタルした時、3枚連写の設定になっていることがありました。一回押して3枚取れるなんてお得!と最初は思いましたが、そもそもスタジオ撮影で人は動かないので、同じ絵が3枚並ぶだけということが多かった。

個人的見解なのですが、同じ場所から連写をしてもメリットはありません。カメラを動かしていれば3枚ともブレますし、目が瞑るタイミングであれば3枚とも半目になってたりしてメリットはありません。後の加工や編集が面倒になるだけです。

カメラを横に持ったり縦に持ったりした方が写真は大きく変わります。目線を合わせたり、ちょっと斜め上から撮ったり、カメラと自分が動く方がより多くのパターンが撮れます。

もちろん、メイドさんに動いてもらって髪や服の躍動感を出したい!というシーンでは連写は有用です。なぜ連写がいいのか。言語化できないシーンでは、脳死での連写は封印した方がいい。

  1. RAW現像解禁

一眼レフカメラを購入した最大のメリットの一つです。RAW現像とはなんでしょう。

普段スマホで写真を撮ると「JPEG」っていう形式のファイルで保存されますよね。これは、カメラが写真の色や明るさを調整して、誰でも見やすいように加工したデータ形式になります。

一方、JPEGに加工する前は本来もっとたくさんの情報が詰まっています。それを加工で削除せず、カメラが光を捉えたそのままの、生のデータで残すことを「RAWデータ」と言います。そしてRAWデータを普通の写真のように見るためにはJPEGでするような加工が必要になります。それがRAW現像です。

ここまで見ると、「一手間掛かってめんどくさそう」と思われるかもしれません。

でも、この一手間をかけることにめちゃくちゃメリットがあるのです。

例えば、写真の明るさを後から変えられるということ(露出の調整)。

写真撮ったけど画面が暗すぎて没になってしまうことがあると思います。アプリで加工できるけど、全体を白くしてしまうから、背景が白くなりすぎたり顔が白くなりすぎたりしてしまうんですよね。それを自然な表現で全体を後から明るくできます。

自然な表現というのがかなり大事です。基本的に女性ポートレート写真は明るい写真の方が綺麗に見えます。でも元々暗いJPEG写真を持ち上げようとすると、アプリだと不自然に白くなりすぎてしまう。

撮影会のミスショットって大体が

  • メイドがブレている
  • ピントが合っていない
  • 明るさがたりない

になると思うのですが、そのうちの一つが潰せるのでより多くの写真が手元に残るようになります。短い撮影会の中で失敗を減らせる恩恵がめちゃくちゃ大きい。

これは先ほどの2の理由にも関わります。連写で枚数を増やさずとも完璧なRAWデータがあれば何枚でも加工で生み出せる。

なので、撮影時にカウントをして、メイドが目を瞑ったりポーズ替え中にブレた写真を減らす方が大事になってくるのです。

(撮影でのカウントは他のご主人様がやられているのを見て取り入れました)

  1. トリミング解禁

撮影会の自分の持ち時間は大体60秒が基本です。

この短い時間の間にいくつものポーズを撮るためにテキパキ動く必要があります。

レンタルカメラでいつも困っていたのがズーム操作。ズームが動く時にジジジジ…と時間がかかるんですよね。この数秒がどれだけ我々を焦らすことか。

あと、ズーム調整で構図を整えること自体も短時間で行うには難しい。時間のある撮影会なら一枚撮影する→写真を実際に確認する→調整するといった感じの工程になりますが、60秒ではそんな時間もない。なので60秒内でズームにすることは基本しない方が賢明です。

最近私もズームレンズを新しく買って撮影したのですが、撮った写真データを見直すとうまく撮れている焦点距離はほぼ決まっています。50mmか85mmです。中途半端な焦点距離だと中途半端な構図になりがちでした。

一眼レフカメラで撮った写真はとても高画質です。多少のトリミングをしてもスマホでは全く気にならない画質で調整することができます。撮影の場であれこれ構図を調整するより、決まった焦点距離で自分が動き、後からトリミングで構図を整えてあげるのが映え写真が残るとの結論になりました。

  1. レンズ交換解禁

はじめは「なんでこんなバカでかいレンズで遠くから写真撮ってるんだろう」という疑問でした。

少し書きましたが、人物撮影には適した焦点距離があります。代表的なのが35mm、50mm、85mmです。

近くから撮れるのにどうして遠くからわざわざ撮るの?という疑問の答えはパース効果にあります。

簡単に言えば、パース効果は目に近いものほど大きく写る、遠いものほど小さく写るということです。

これがポートレートに何の影響が出るのか。身体に対する顔の大きさに出ます。広角で撮ると顔が大きく写るのです。これはスマホカメラでも知られていると思います。(スマホは超広角13mm、広角26mm、望遠77mm)

そのため、バストアップ写真を撮る際には50mmや85mmが鉄板になるわけです。(もちろん近くから全身や背景を含めて撮りたいのであれば広角もあり)経験則から、自分の撮影時は50mm、囲み撮影の時は85mmが使いやすいです。

「なるほど、ほな、ズームレンズで調整すればええか」

と思うかもしれません。しかし、これはF値の関係で避けたい。F値については割愛しますが、明るいレンズを揃えるには単焦点レンズが必須になります(ズームできない代わりに明るく撮れるレンズ)。

ですので、私は自分の撮影時と囲み撮影時で単焦点レンズを交換しています。特に囲み撮影で映える写真の枚数が変わるのでおすすめです!

6.世界で1番可愛いと思って撮る

推しを撮ってる人ならいわずがもがな。

これは書籍「写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか?」に書かれていた言葉です。

モデル相手にハイテンションで撮り続けている先輩に、どうやったらそう出来るのか?と聞いたときに返ってきた言葉だそうです。推しのためなら写真も勉強するし、上手く撮れるように盛り上げることも出来る。

自分の推しが、自分の写真でもっと世界に見つかるように、私は今日も撮影会のことを考え続けます。


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2025.2.18 初稿