知識は量より深さが大事
次は芸術面ですね。
私はカメラの経験はあまりなく、昔リコーのコンデジを少し触った程度でした。あまり外に出るタイプでもないので、旅行で少し触ったあと飽きて使わなくなりました。
あっとほぉーむカフェにご帰宅するようになり、推しの卒業前のイベントとしてフォトパ撮影会に参加することになりました。その時借りたデジカメの操作方法が分からず、上手に撮れた写真が30枚もなかったのが悔しい思いをしました。
そこから時が経ち、卒業した推しが再び撮影会を開くと聞いて、自分のお金でミラーレスカメラを購入する決意をしました。
ここではあくまで「技術の向上」がテーマですので機材選びは割愛します。しかし、特に初心者においてカメラの性能は非常に大事であることを付記しておきます。機材の力によりミスショットが減り、写真の面白さを体感できるからです。
①基礎知識
まずは基礎知識の収集です。スポーツと同様、カメラについても書籍が沢山出ていますが、芸術でポイントはそう多くはありません。カメラで言えば3値の関係、光と構図、RAW現像で語れると思います。大事なのはポイントの数ではなく理解の深さです。
どのような状況でどの設定が鉄板なのかをまず知る。なぜ鉄板なのかの理由を考える。その理由を言語化してみる。これを状況を段々と細かくして繰り返していくのが大事だと思っています。
同じ設定で撮るとみんな同じような絵になってしまうので、大事なことは個人の解釈を入れることだと思っています。ここが難しい。
3値や光と構図の知識は書籍よりもYoutubeの方が分かりやすいと思いました。やはりテキストベースよりも映像ベースの方が視覚的に理解できます。ただし、ポージング関連は書籍やSNSが圧倒的に集めやすかったです。
②実践
私の場合、フォトパ撮影会=決められたスタジオでのポートレート撮影 が目的だったので、その情報を集めつつ、ひたすら写真を撮影しました。
個人の解釈を入れて個性を出す、という点で、この情報集めと実践の並行が大事だと思います。理論だけではなくセンスが必要な分野では、自分の手持ちの知識の中で必死に考えて生み出してみることが後につながるからです。
経験値を重ねていくと初期の撮影した写真は拙く見えます。でもそこからの伸び代はわかりますし、自分がどういう構図や光が好きなのかも自然と分かってきます。とにかく撮ってみる、ということはとても大切だなぁと思っています。
③言語化
一方でセンス以外の基本的な設定は再現可能な状態にしておくべきです。15時に撮影ならISOは400、ユニット撮影なら絞りは2.8程度、このポーズの場合は目線より高めの角度がいいなどなど。実践で撮影した写真を見て上手くいった箇所と、失敗した箇所を反省し、メモっていくことが上達に繋がったと考えています。
私は撮影会に望む最初の頃は「Keynote」で各シチュエーション別の設定やポージングを整理していました。今ではある程度準備をしなくてもポージングの指定やカメラの設定ができますが、撮影当初は頭の中が一杯一杯で事前整理しないと動けなかったからです。このポーズをしてほしい、という写真例を用意しておくのも助かりました。今でも新しいスタジオに望むときはKeynoteで整理してから参加しています。
徹底的に言語化したい分野はビジュアルウェイト(構図)の考え方です。これは人の目が美しく見えやすいものの基準ですので、写真だけではなく絵や動画、広告にも通じる考えで、言語化が深く行われています。プロの写真や名画などを見ると色んな違いや疑問が出てくると思いますので、そこを分析するのが学びやすいです。
芸術面では、みんなができる基礎的なレベルまでは知識と経験値ですぐに60点取れるようになります。そこからは自分独自の表現の探求になるため、個性に向き合っていくのが上達ルートだと思っています。これは言語化できない哲学的な部分もありますので、ひたすら撮った写真やプロの写真を見て反省するしかありません。私もまだまだ道の入口に入ったばかりです。
本日のご帰宅
くもりさんのキャラが分かりました!
全力を尽くす機会があることはとてもいいこと。
ほぼ同期!
ほなまた!