語彙力より組み合わせ力
本の読めない33歳に国語の教科書を読ませる。
このみくのしんさんは本を読めないのに素晴らしい感想文を合間合間に挟んできます。
これを見て感じたのが語彙力より言葉のチョイスのセンスが欲しいということです。
よく自分の語彙力を上げるために本を読むという人を耳にします。
目的は人によって色々ありますが、もし人に魅力的に見えるような言葉遣いをしたいのであれば、他にも方法があるのかもしれないと思いました。
このみくのしんさんはWebライターだそうですが、感性全開で頭の中で映像を作り上げる感覚で本を読まれています。難しい熟語を見ても自分のわかる簡単な単語を組み合わせて解釈します。作者の表現したいことに自分の言葉で理解しようとします。
作中にあった「やまなし」の宮沢賢治の情景描写もそう。国語の教科書に乗っている作品は古典の中でも小学生で読める単語で素晴らしい表現をしている。ヘミングウェイの老人と海も、現地の中学生が読める単語で書かれたノーベル賞作品だそうです。
下策をもって上首尾にいたったなら上策からはじめるよりも数段勝る偉業ではないか!
Fate Zeroでイスカンダルがマスターを褒めた言葉です。簡単な単語や方法で素晴らしい効果を上げた出来事を見て必ず頭によぎる言葉です。プチプラという単語を聴いたときにも思い浮かびました。
語彙力ではなく、語彙を表現する単語の組み合わせを広げる。それが言葉のセンスだと思うし、身につけたいものです。
本を読むこと以外でもこの力を伸ばせるかもしれない。古典や詩をもっと読みたいなー感じさせる本でした。
本日のご帰宅
おさんぽニキ!
こんな感じでしたw
パルコアラ楽しみ!
ほなまた!